料理風景

世界一臭い缶詰?シュールストレミング!

花の写真 ヨーロッパのグルメといえば、どういったものをイメージするでしょうか?高級なフランス料理、ボリューム満点のイタリアン、それともおしゃれな北欧の過程料理でしょうか? そんな、素晴らしい食文化があるにもかかわらず、当サイトでご紹介するのは「奇妙なグルメ」です。ガイドブックには決して乗っていないちょっと変わったグルメをご紹介しましょう。

ヨーロッパの奇妙なB級グルメをご紹介する上で絶対に外すことのできない伝説的な存在の缶詰があります。それがスウェーデンのシュールストレミングです。世界一臭い缶詰として知られている奇妙なグルメに迫ってみましょう。

伝説の缶詰シュールストレミング

 近年、日本でもバラエティ番組の罰ゲームなどでも登場することがあるため、その存在は知っている、という人も多いのではないでしょうか?

このシュールストレミング、室内で開封することを禁じられていたり、航空機への持ち込みを禁じられていたりするほどに危険な缶詰です。最大の特徴は、強烈な刺激臭です。まさに腐った魚の臭いです。

シュールストレミングの原材料は日本でもよく食べられているニシンです。このニシンを塩漬けにして発酵させたものを、そのまま缶詰に詰め込みます。この際に一切の殺菌は行われませんので、缶の中でさらに発行が進み、強烈な刺激臭を発生させます。

発酵が進みすぎると缶が破裂してしまうこともありますので、手に入れたら決して放置しないようにしましょう。

さっそく食べてみる

 このシュールストレミングの食べ方としては、パンの上にチーズと一緒に乗せて食べる、というスタイルが一般的です。そんなわけで、私も通信販売で入手し、食べてみました。

まず、缶詰の上部が少し膨らんでいます。破裂するほどではありませんがすでに危険なオーラが醸し出されています。注意書きによると、一気に開けてしまうと中の汁が噴出してしまう可能性があるということでしたので、まず、缶切りで一か所だけ穴を開けました。すると、炭酸飲料を開けた時のような音とともに強烈な臭いが襲ってきました。臭いというよりも、かなりの刺激で鼻と目に痛みを感じるほどでした。家の庭で作業をしていたのですが、家の中にいた妻が飛び出してきたほどに、一瞬で強烈な臭いが広がりました。こうして中身とご対面です。

中には生のニシンの切り身そのものが入っていました。臭いを無視すれば魚好きな人であればおいしそうに見えるかもしれません。テレビなどでドロドロに液状化したものがよく登場していますが、あれは発酵が進みすぎたもので、味としてはイマイチだそうです。

さっそくその切り身を一枚とって口へ運んでみました。最初の印象はとにかく臭くて塩辛い…腐った魚を食べたことはありませんが、おそらくこれが腐った魚の味なのだと思いました。

次にスウェーデンでもっともメジャーな食べ方とされているパンとチーズと合わせて食べてみました。チーズと組み合せると、意外なことにそんなに悪くありません。確かに臭いですが、食べられないものではなくなりました。むしろビールが飲みたくなるようなおつまみ系の味です。

結論。シュールストレミングはかなり強烈な食べ物ですが、食べ方や好みによってはおいしく食べることができそうです。