料理風景

フランスの定番スイーツ

花の写真  フランス発祥のスイーツは、私たち日本人にとって馴染み深いお菓子がたくさんあるように思います。しかし、名前を知っていてもその由来について全然知らないお菓子ってケ江あるのではないのでしょうか。そこでここでは、フランスの定番スイーツの成り立ちや由来などをまとめてみました。

ポピュラーなエクレア

 大人から子供までみんな甘いお菓子が大好きなフランス、パリの街中を歩いていればフランス菓子を歩きながら食べている光景をよく見かけます。そんなフランスで最もポピュラーなスイーツがエクレア、名前は電光という意味です。細長いシュー生地が割れた見た目と、上にかかっているホンダンショコラのつやが雷を連想させるため、こう呼ばれるようになりました。

エクレアのルーツは諸説ありますが、19世紀初頭の頃にフランスの菓子職人アントナン・カレームがナポレオン帝政下の外相タレーラン邸に出入りしていました。その際にパーティの引菓子を頼まれ初めて作ったというのが最も有名な説です。日本にエクレアが登場したのは明治維新前に、横浜の外国人異留地にあるフランス人が経営する洋菓子店で作られました。

実はイタリア生まれのマカロン

 フランスの代表的なお菓子のイメージがあるマカロン、実はイタリアが発祥地なのを知っていましたか。16世紀にフランス国王アンリ二世が嫁いだカトリーヌ・ド・メディシスによりフランスに持ち込まれたと言われています。フランスの地方により独特のマカロンがありますが、使われている材料にほとんど違いはないです。例えば、ロレーヌ地方のナンシーのマカロン・ド・ナンシーは表面がまるでひび割れたクッキーのようなので、普段私たちが見慣れているカラフルな見た目ではないので驚くかもしれません。しかし、日本の江戸時代で最初に伝えられたマカロンはロレーヌ地方のものです。

日本人に馴染み深いカラフルなマカロンは、正式名称マカロン・パリジャンと呼ばれています。つるっとした表面がカシャッと割れ、中からはしっとりとしたアーモンドクリームが溢れてくるのです。卵白と砂糖を混ぜ合わせふわっとした生地の周囲には、ピエロと呼ばれている足がついているのが特徴。

日本のパティスリーで有名なマドレーヌ

 日本のパティスリーで、マドレーヌほど有名なお菓子は他にないのではないでしょうか。ルーツはさまざまありますが、誰もが認めている説は発祥地フランスのロレーヌ地方のコメルシーで生まれた説です。日本に初めてマドレーヌが伝わったのは、江戸時代から明治時代風月堂の職人が横浜の居留地にある洋菓子店から菓子を学び、その中のひとつが伝わったといいます。

マドレーヌは小さい縦長の帆立貝の形に焼かれていますが、どうして帆立貝の形と思うかもしれません。この貝は聖ヤコブの象徴だからです。かなり古い説になりますが聖ヤコブが祭られているスペインの聖地、サンチアゴ・デ・コンポステラの巡礼者に配布したから、この形になったといいます。

正統派の長い帆立貝型以外にも、ぷっくりと太っている形や手のひらを広げているような平らなものまでさまざま。味の方も王道のプレーンや抹茶を入れたもの、チョコレートなど店によってアレンジを加えられたものがあります。いつの時代、どんな国でも愛されるお菓子といってもいいのかもしれません。