料理風景

チーズフォンデュはどこの国で始まったの?

花の写真  イタリアンレストランなどでお馴染のチーズフォンデュ。今や家庭用のチーズフォンデュ用チーズも販売されており、日本でも定番となった料理のひとつです。チョコレートフォンデュと同様に、見た目が賑やかで楽しく且つ美味しい食べ方として、一定の需要を誇っています。

そんなチーズフォンデュですが、実はイタリア発祥なわけではありません。今回は、チーズフォンデュにまつわるさまざまな情報をお伝えします。

チーズフォンデュはどうやって始まったのか

 チーズフォンデュの発祥は、古代ギリシアにまで遡ります。ギリシアの詩人であるホメロスの叙事詩『イリアス』に、羊のチーズを入れたお酒が登場しますが、これがチーズフォンデュの始まりだそうです。しかし、この時代にはまだ「チーズフォンデュ」という名前は生まれていません。

「チーズフォンデュ」という名前が生まれたのは、19世紀以降になります。現在では、リッチなパーティーのようなイメージがあるチーズフォンデュですが、当時は貧しい農民たちの食べ物でした。固くなってしまったチーズとパンの残りを使って、なんとかして温かい料理を食べるために、始まった食べ方だったのです。

チーズフォンデュはどこの国で始まったのか

 チーズフォンデュの発祥の地には、スイスあるいはフランスという、2つの説があります。そして、両者は我こそがチーズフォンデュ発祥の地として、一歩も譲ることがないのだとか……。そんなスイスとフランスのチーズフォンデュ事情ですが、両者は使っているチーズの種類も異なるので、まったく別の味わいとなっているようです。

スイスのチーズフォンデュは、「グリュイエール」と「ヴァシュラン」という2種類のチーズを使います。チーズの他にも片栗粉を入れるなどした、まったりとしたソースの口あたりが特徴です。それに対して、フランスでは「ボーフォール」「コンテ」「エメンタール」という3種類を使います。スイスの人がこのフランスのチーズフォンデュを食べると、自国のものとの対比のせいか、水っぽく感じられるそうですよ。

家でもできる?チーズフォンデュに便利なアイテム

 チーズフォンデュは、レストランだけでなく、ご自宅でも楽しめます。お家でフォンデュをするなら、まずはチーズフォンデュ用の鍋を用意しましょう。小さな容器を下からろうそくなどで加熱できるような、専用の調理器具も売られています。頻繁に食べるような方は、この際に専用のものを購入してしまった方が、その後も調理しやすいかもしれません。

お次はチーズですが、やはりスイスやフランスのように、何種類もブレンドするのがオススメです。こうすることで、簡単にコクと旨みを倍増できますよ。日本人の味覚に合う味に仕上げるなら、「エメンタール」「グリュイエール」「ゴーダ」のあたりを使ってみましょう。もちろん、初心者なら、チーズフォンデュ用のチーズを使ってもOKです。チーズにひたす具材はお好みでお選びいただけます。フランスパン、ゆで野菜、ソーセージなど、シンプルなものを使うと、チーズを引き立てられます。

今回は、チーズフォンデュについてお伝えしました。スイスとフランスという2つの国が発祥の地と言われているチーズフォンデュを、ご家庭でもお楽しみください。