料理風景

鳥のひなを丸ごと!?滋養強壮ゆで卵バロット

花の写真 世界各国にある料理には、珍しいや気持ち悪いといった感情さえ超えた、思わず目をそらしたくなるような料理が存在します。フィリピンなどで食べられている、とある卵料理も多くの日本人にとっては直視できないものでしょう。

食べると滋養強壮によく、酒のさかなとしても重宝されている上記のものは「バロット」と呼ばれており、アヒルの卵をゆでたものです。ですが「ただのゆで卵か」と油断していると、現物を見た際に開いた口が塞がらなくなるでしょう。

ゆでたヒヨコが出てくる卵!?見た目がアウトの名物料理

 フィリピンなど東南アジア各国で食べられているのが、アヒルのゆで卵「バロット」です。単にゆでただけなら、特におかしい点はないように思えるかもしれません。ですがバロットはゆでる前の状態が普通とは異なります。

実はこのバロット、孵化直前の卵をゆでたものであり、殻をむくと中から出てくるのはヒナの姿です。つまり生まれかけのひよこを食べるということであり、慣れない人は口にするのにとても抵抗を感じることでしょう。

中身の成長具合は卵によって違うので「食べたいけど気持ち悪い!」という方は、なるべく黄色いものを選ぶといいです。色が青いほど鳥の形ができあがっているので、勇気のある人はあえて手にとってみるのもいいかもしれません。

味はいい!見た目はきつい!精のつくゆで卵

 多くの日本人からしてみれば恐ろしい食べものですが、現地では普通に露店で売られており規制もされていません。値段も手頃で、熱々のものを新聞紙などにくるみ、塩をひとつまみ入れて渡されるそうです。

はじめは殻を少しむいて中にあるスープをすすります。身を食べるのが無理な方でも、汁を飲むだけなら大丈夫でしょう。続いて殻を全部むき、なるべく見ないように食べます。そして口に残った毛と骨は吐きだしてしまいましょう。

滋養強壮にいいと言われるだけあって精がつきますが、二つ以上食べると人によっては胸焼けを起こすので注意が必要です。また、見た目はかなり強烈ですので、人によってはトラウマになってしまう可能性もあります。

現地の若者にも苦手な人が急増中?無理して食べる必要はない

 露店で売られているぐらいだから、若者にも人気なんだろうと思うかもしれませんが、実は苦手な方も多いそうです。若い世代になるほど食べられない人が増える傾向にあり、理由も「気持ち悪い」というものでした。

どこの国も科学の進んだ現代で生活しているほど、野性的な雰囲気の食べものに苦手意識が芽生えるのかもしれません。何にしろ、無理に食べる必要はないでしょう。特に日本では、ゆで卵で無理に精をつける必要もありません。

昨今はジェネリック医薬品のバイアグラなどもあり、比較的安い値段で入手できますし、滋養強壮にいい食べものも他にあります。それでも一度味わってみたいという方は、フィリピンまで足を運んでみるといいでしょう。